歴史
新東名高速が西側に延びた所にある「長篠設楽PA」(ながしの・したらパーキングエリア)下り方向に、初めて寄りました。「浜松」「刈谷」間で、休憩間隔の関係上通過していたのですが、せっかくの歴史的地点ということで、入ってみました。道路から全く見え…
「帰蝶」 諸田玲子 PHP研究所 謎の存在、濃御前(帰蝶とする)と色々な「事件」の解釈。 近江に縁が出来、古い歴史に彩られた湖国の定説、学説などに触れる機会が増えた。現在では、 “ 信長の比叡山焼討ちについては、山の尾根に焼けた地層はみつからない。…
「命もいらず名もいらず」 上(幕末編) ・ 下(明治編) 山本兼一 集英社文庫 「剣や書の鉄舟」が、小説ではあるが、勝海舟や西郷隆盛と同じ土俵上の人物ということがよくわかった。浪士組、明治天皇,etc. の意外な場所に登場。「明治維新」が、歴史の教科…
天領日田のおみやげ『銘菓 淡窓』 http://www.marugoto-hita.com/?p=543 日田文教の源泉である廣瀬淡窓先生は……文化ニ豆田町廣瀬宗家の御長男に生まれ 文化二年二十四才で私塾を開き 安政三年七十五才で歿するまで 主に秋風庵(史蹟咸宜園阯に現存)に起居し…
「天地明察」 上・下 冲方 丁(うぶかた とう) 角川文庫 天体の運行と暦のズレをどうするか、唐物崇拝と利権にどう打ち勝つか。しばらく前、韓流時代劇で、支配者中国に内密で天文観測をしたり、もっと古くは、その大陸の暦を手に入れること自体が半島支配…
金剛流能楽師工藤寛師のお薦め本、到着。 「花鳥風月の日本史」 高橋千劔破(ちはや) 河出文庫 帯に大きく『梅原猛氏、絶賛!』 とあるので、思わず「わ〜」と降参。でも、私のように 『うつぼ舟 II ・ III』(梅原猛著)でおつむまで満腹状態の方も少ない…
偶然、つい最近、ユニークな時代劇小説を読み終わったところでした。 「ちょちょら」 畠中 恵 新潮社 嘉祥菓子に藩の運命を賭けることになった、ある弱小藩新米江戸留守居役のお話。 その日、江戸城では、大小大名旗本が伺候し、折敷に一種類ずつ載った嘉祥…
いつの間にか閉鎖されていた?「真実の歴史」的HPのような、歴史の裏の裏の裏の横の斜めの裏を読む、なんとのう後ろめたい道に引き込まれそう…。 「帋灯(しとう)柿本人磨呂」 柿花 仄 梅原猛「水底の歌」(新潮文庫)と、どちらが魅力的か、これから検証。…
韓国時代劇「大王世宗」で、「対馬」が実にユニーク。 対馬とは? 対馬では、中世から近世まで700年間、支配者が変らなかったそうで、ずっと「宗」氏。朝鮮使節の親書改ざんという出来事のように、韓国(からくに)と、幕府双方に、それぞれ都合よく発言…
奈良の三輪明神:大神神社 おおみわ じんじゃ より、立派な御神符と「御饌 みけ 三輪素麺」を頂きました。 <三輪素麺> 起源 古事記の昔 「奇玉緒 くしだまのを よなよなかけて通ひける神のふること今も残れり」 の伝説に因みて当社御祭神大物主大神の子孫…
昨日 3月21日(土)東京金剛会例会能 仕舞 能 「雪」 金剛永謹 宝生欣哉 亀井忠雄 亀井俊一 中谷 明 狂言「佐渡狐」 善竹十郎 善竹富太郎 善竹大二郎 能 「鞍馬天狗」 工藤 寛 山根あおい・他(子方) 野口敦弘 野口能弘 野口琢弘 安福光雄 古賀裕己 観世元…
「うつぼ舟 I 翁と河勝」 梅原 猛 おもしろかった。 千年も経って、まだ資料が在るべき所に在るなら、なぜもっと早く表舞台に登場しないのか。じれったいことです。 ところで、私、金春欣三さんの“隠れファン”です。
「佐々木道誉」 林屋辰三郎 平凡社ライブラリー 文庫本。鎌倉末期から南北朝、室町の始めまで、動乱の時代を、自分の城で70代の天寿を全うできたのは、バサラのみでは語れない。というわけで、読んでみることにした。 「15周年記念 名著復刊」だそうで、 199…
「竜馬を超えた男 小松帯刀」 原口 泉 グラフ社 35歳で夭折した、薩摩藩家老『幻の名宰相』『尊皇・佐幕の壁を越えて、小松なくば何もできぬ、と言わしめた幕末最大の英傑』。 『帯刀 たてわき の無私は後世の名をも葬った』。名を望まず、生きた跡も自ら消…
重要文化財 萩蒔絵螺鈿聖餅櫃 はぎまきえらでんせいへいぴつ 本歌 径11.6cm 高9.0cm。安土桃山〜江戸時代、16〜17世紀。 彰考館徳川博物館(水戸) http://tokugawa.gr.jp/ 写しのお土産品 径7.8cm 高3.0cm。ウレタン塗装、形成品。安価。 内側は梨地。側面…
「人麻呂の謎を解く」 土淵正一郎 新人物往来社 梅原 猛「水底の歌」(刑死説)、斉藤茂吉「鴨山考」(石見国内死説)に反論する書、ということで読んでみた。面白くなくて読み辛かったが、柿本人麻呂の人生の軌跡と、政治との関係が、一番よく説明できてい…
橘信濃守粟田藤四郎。 …まるで焼ものの祖のよう…。 京都の三条に小鍛冶宗近の遺跡があって、能「小鍛冶」の相槌稲荷まであるのに、奈良の三条に小鍛冶宗近とは? しかも、こちらは現在にも刃物製作が続いている、ということで、どのような関係かと調べると、…
京都・清水寺の現在の名称は、「能ふるさと紀行」によると、北法相宗興福寺派音羽山北観音寺だが、北法相宗音羽山清水寺(きよみずでら)という記述が多い。 なんであれ、興福寺派では叡山とぶつかって焼かれるのも、さもあらん。園城寺とはどうなのだろうか…
徒然草に、楽器演奏の蘊蓄や音について、こんなに記述があるとは、知らなかった。吉田神社関係で雅楽にも詳しかったのだろうか。 http://d.hatena.ne.jp/ACORN/ で、講談社の文庫本「全注釈」を出してみると、二百十九〜二十段は終わり頃の4巻目。 二百十四…
因幡の因州、出雲の雲州、そして、片桐石見守が石州流の祖ということで、石州とは石見の国と思うが、どうも、その具体的範囲がわからない。鳥取・島根はわかりにくい。 「雲州」で思い出したこと。 蜜柑の温州(うんしゅう・おんしゅう)も日本のどこかしら…
旧正月に因む「若水」のmixi行事を忘却。朝、ペットボトル名水で一服点てておけばよかった。
「金沢」の語にAmazon宣伝の反応。 金沢と大和。人びとを惹きつけてやまない古都の、もう一つの顔と真実。加賀百万石の城下町・金沢が成立する前には、百年近くつづいた「百姓の国」があった。第一部では、この共和国の成立過程と、一向一揆の真実に迫る。第…
何某の科目をとると「ワイマール共和国はなぜ滅びたか」という命題が出されたりする。20年も前の朝日新聞の投書欄に、「現代の世相は嘆かわしい。ワイマール共和国の退廃的なありさまと同じだ。だらしない若者に規律を!」というようなお年寄りのご意見があ…
『歴史リスクと戦うドイツ 放置する日本』 http://www.tkumagai.de/ 『反省すればするほど周囲の国に受け入れられる』 『負の遺産を次世代に負わせてはならないが、歴史は学ぶべき』 『経済的補償は終っても、与えた苦痛を補えるものではない。』 と、独政府…
昨日の、CD「瀬戸内の夜明け組曲」→坂本竜馬の「いろは丸衝突・沈没事件」関係で、瀬戸内海の地図の「塩飽諸島」の存在に妙に感心してしまった。 狂言「右流左止」の「シアク トウゾウ?」の名乗に、地理に関係ありそうと思っていたのだが、おもしろい出会い…
某流「茶の湯インターナショナル」のお茶会に臨時会員で後学参加。JR品川で降りてぐるーっと歩きました。三菱地所内、もと岩崎家高輪邸『開東閣』にて、お薄ニ席。 立派。どっしりと大邸宅。広い庭園。シャンデリアに重厚なカーテン。ひっそりとした石のテラ…
鄭和の大航海の資料が殆ど残っていないのは、明自身の官僚(武官?)が燃してしまったからですって。世界に抜きん出た武力を持った友好外交の終焉。
建仁寺 点心 「精進料理 京、堀川高辻 矢尾治」 お手元の包みの印刷 食事五観文 一つには 功の多少を計り彼の来處を量る 二つには 己が徳行の全欠を忖(はか)って供に応ず 三つには 心を防ぎ過貪等を離るるを宗とす 四つには 正に良薬を事とるすは形枯(ぎ…
久昌院 表千家 長生庵 堀内宗完宗匠 霊洞院 裏千家 方圓庵 金澤宗維社中 両足院 煎茶席 花月庵家元 田中香坡先生 お煎茶のお花、なかなか景色のいいものですね。 これはにゃーんだ? 建仁寺本坊の東司(とうす)(トイレ)が腰掛型シャワレット付になってい…
以前ふと、文庫で「白洲次郎」を読み、教科書で語られない占領時の政治に大変興味を感じていたので、NHK「その時歴史は動いた」をわくわくしながら見た。あの通産省が、そのように輝かしい出発点であったとは。サンフランシスコ講和条約時の吉田首相の巨大巻…