詩歌

ペン&アッポー

PIKO太郎の「PPAP」が、最も短い曲としてギネスブック入りをした、というのは本当でしょうか? ドイツの男性歌手がささやくように歌いながら、リンゴとパイナップルにボールペンをぐさっと突き刺したり、さだまさしが袴姿で和太鼓と「アッポーペン」とすごん…

筝歌「袖香炉」

「あやなし」の思ひ出 昔、お筝のお稽古が「ろばさん トコトット…」「…下照る道に出で立つ乙女」「岩間とぢし氷も今朝は…」などから少し恰好ついてきた頃、「袖香炉」を習いました。その時、『闇はあやなし』を意味の通る他の言葉に置き換えるのはむずかしい…

葛城山

あすか川 もみじ葉ながる葛城の山の秋風吹きぞしぬらし 万葉 詠人不知 / 新古今 人磨 月日の流れの速いあすか川ではなく、葛城山の紅葉(黄葉らしい)が流れている飛鳥川は、比喩ばかり追いかけていた身には新鮮だ。 ヤマトに滅ぼされ、それでも生き続ける…

能「雪」に想う

「暁梁王の苑に入れば 雪群山に満てり 夜庚公が楼に登れば 月千里に明らかなり」 『能(謡曲?)の十徳』という中に、『行かずして知る』とかいうのがあった。物見遊山に行かなくても、謡曲で花鳥風月を知る事ができる、ということのようだ。 今、琵琶湖の回…

みすゞから「さん猊」へ

金子みすゞ、あまり好きではないことを、大きな声で表明できそうにない世のご贔屓。使用CMにはげんなりです。 でも、みすゞの詩をきっかけにして、山口県に、1700年代から鯨に戒名を贈り供養を続けている所があること、他でも鯨の供養が行なわれていること、…

式子内親王 五輪塔

宮内庁所管、般舟院陵内。千本今出川。 陵墓に定家葛の苦しみは、無いようでした。 晩秋の草に、紫の小さな蜆蝶が乱舞繚乱。 蛍があくがれ出ずる魂ならば、紫の小さき蝶は、玉の緒を揺らす使わしめか。

「朝雲暮雨」

昨日の宗玉の詩の元になった故事から、「朝雲暮雨」は、英語の国会・連邦議会のような、高尚なる隠語なのであるらしい。 現代の私、能楽話に夢中で電車の中で連呼しそう。 ま、通じない隠語も虚しきものじゃて・・・。

“gloomy sunday”

1999年製作、2002年日本公開、ドイツ・ハンガリー合作映画のサントラ盤。主題歌「暗い日曜日」は、ピアノ、オーケストラ、英語(ヘザー・ノヴァ)、ドイツ語(エリカ・マロジャーン)、違うジャンルの編曲メドレー。ドイツ語の子音が素敵。コンチネンタルタ…

短歌朗読ライブのご案内

短歌朗読ライブ へいけうたのあかり 歌人 辰巳泰子 2010年10月31日 (日) 16:00〜18:00 JazzBar サムライ にて 新宿区新宿3-35-5 守ビル5階 (JR新宿駅東南口 徒歩2分) http://jazz-samurai.seesaa.net/ 平家歌灯 は、自分の子ぉを戦場へ送り…

よぶこどり

これまた歌学上の蘊蓄鳥らしい。 「呼子鳥 喚子鳥」 “古今伝授” の三鳥 (喚子鳥 よぶこどり,百千鳥 ももちどり,稲負鳥 いなおほせどり 又は、 喚小鳥, 都鳥 みやこどり, 稲負鳥) のひとつ。何の鳥をいうのかは定かではなく、郭公、時鳥、筒鳥、ヒヨドリ…

「をちこち」

人麻呂関連で、梅原猛「水底の歌」から、先日、発表会で舞ったばかりの伊勢物語「杜若」(クセ)まで、「をちこち」続きでweb見学となった。 いわく、 「おちこち」に見る言霊の変遷 http://members.at.infoseek.co.jp/sohoweb/index-15.html 趣旨: 「をち…

平原綾香&藤澤ノリマサ

平原綾香&藤澤ノリマサ「Sailing my life」 YouTube 海の画像版Sailing my life 『規約に違反しているので削除されました』 だそうです。 どういう方がお作りになったのでしょうか?? 平原綾香、「彩雲国物語」の始まりのテーマソングが好きだった。その頃…

短歌日記・反歌

孤独なスウィーツを * 甘くてもあまくなくてもいいんです あたまの虚 うろ が埋まればいいの Cat☆彡

短歌日記・反歌

未解明の歴史・比良の古墳群に * はるまだき霜のはしらは比良坂の 聲なきうたにまこととけなむ Cat☆彡

比良・平兼盛

今度の三曲会の曲目のひとつ「比良」(筝曲)、 「見渡せば 比良の高根に雪消へて 若菜摘むべく野はなりにけり 若菜摘むべく野はなりにけり」 比良 ひら …琵琶湖西岸に連なる山地 近江八景のひとつ「比良暮雪」 ◆宮城道雄作曲 大日本家庭音樂會發行 の楽譜で…

浦の苫屋

同じく 「源氏物語の変貌」 久富木原 玲 著 (株)おうふう 紹鴎の侘茶の真髄といわれ、三夕の歌で有名な、 「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮」(定家) は、源氏物語 明石巻 からであるが、源氏が夏の月夜に琴を弾じて入道と語る場面の枯…

杉たてるかど

「源氏物語の変貌」 久富木原 玲 著 (株)おうふう 発行 ー とはずがたり・たけくらべ・源氏新作能の世界 ー お能「三輪」にある『わが庵は三輪の山もと恋しくはとぶらいきませ杉たてるかど』(古今集 よみ人しらず)周辺のおもしろいことを読んだ。 p.15 …

シャンソン

「リリーマルレーン」を歌った。バラードの崩し方が、あまりにも格好つかない。感情移入といっても、なんだか共感の度合いが低くて、入り込めない。

相生 あいおい

某禅師のお茶杓、銘「相生」の説明が、「黒松と赤松」だった。 能「高砂」では、高砂の松と、住吉の松とで「相生の松」であるが、黒松と赤松が1本になっている「相生の松」というのがあって、実際にどこかの史蹟で、寿命が尽きたのを別な松に置き換えて「歌…

短歌日記

* 垣のみちしろくまばゆくてんてんと みてのちあふぐそらのさざんか Cat☆彡 けふの迷い所 「宙」では大げさな気がするし、「空」では、絵空事のようだし…。 山茶花 11月3日 & 12月4日 の誕生花 花言葉…「困難に打ち勝つ、ひたむきさ」「謙譲、愛嬌」「理…

「歌仙を巻く」とは?

「ねこのばば」「おまけのこ」を注文する際、ついでにとあれこれ見ると、 「歌仙の愉しみ」大岡 信・岡野弘彦・丸谷才一(岩波新書)、というのを発見。 歌人・辰巳泰子さんの日記に『歌仙を巻く』とあったので、何をどうする事なのかと思っていたところ、こ…

応援歌

コメント欄にupできないので、今日の項目に。 ひょんなことから、生徒の時代の応援歌を思い出すこととなりました。漢文調。 「茲」が「ここ」だなんて、全く意識しないで、ここ、と歌っていました。 数字は、今の時代に合うように変わっています。200年過ぎ…

CD「白いねむり」

林 えみ 優しいフランス・神様が居るとしたら・母が私に残したものは・パリに夢中・ロマンティコブルース・白いねむり・おしまいなのね・故郷の川マリッツァ・ほほにふれる風のように・私の貴方・遠い昔・もう沢山だ・今日でお別れ・オーエーエンボン・思い…

林 えみ プチ・パリ祭

JR総武線・本八幡 国道14号(千葉街道)沿い 「沙羅」 http://music.geocities.jp/sara_chanson/ にて ←アンコール。ラストダンスは私と ランチを頂いた後、シャンソン・コンサート。 ピアノ・末永正博 フルート・町田鮎美 「群集」よかった。低めの速い語り…

人麻呂の謎 

「人麻呂の謎を解く」 土淵正一郎 新人物往来社 梅原 猛「水底の歌」(刑死説)、斉藤茂吉「鴨山考」(石見国内死説)に反論する書、ということで読んでみた。面白くなくて読み辛かったが、柿本人麻呂の人生の軌跡と、政治との関係が、一番よく説明できてい…

シャンソン

歩いて10分。シャンソン歌手・林 恵美 ご自宅にて。 ◆初心者第一弾「河は呼んでいる」 L´EAU VINE 楽譜を見ないで、歌詞カードで歌う。 自然に、弾んで、呼びかけるように。それが、むずかしい。 今まで音を切れ目なく繋げるような歌い方なのを、「ことば」…

歌集「辰巳泰子集」 

「セレクション歌人 19 辰巳泰子集」 邑書林 20年前、第一歌集で現代歌人協会賞を獲ってしまった「紅い花」にご対面。水原紫苑「びあんか」と一騎打ちの鍔迫り合いで、同時受賞となったのだそうです。巻末・藤原龍一郎談。他に、辰巳泰子編集出版の文芸誌「…

御題

御題「火」から始めようと思いつつ、そのままに。 で、空白を用意。

短歌日記

mixi某短歌大会が終っていた。このところ、丁度見ていないときに終ってしまう。コミュニティに更新があったとき、メールでお知らせ、という方法ないのかしらん。外部blogは少し不便。 題詠 … 「紅葉」「黄葉」(もみじ) 雑詠 * かじかみてあはれ西日にくろ…

七夕の歌会

「素敵なやまとことば」の会をすっかり忘れてしまった! 書いて笹につけて終り。発表会に寄せてムシのいい歌ばかりだったので、かえって歌会に気がつかなくてよかったかも。