佐々木道誉と釣狐 

佐々木道誉―南北朝の内乱と「ばさら」の美 (平凡社ライブラリー) 「佐々木道誉」  林屋辰三郎   平凡社ライブラリー


文庫本。鎌倉末期から南北朝、室町の始めまで、動乱の時代を、自分の城で70代の天寿を全うできたのは、バサラのみでは語れない。というわけで、読んでみることにした。
「15周年記念 名著復刊」だそうで、
1995年2月 初版第1刷、 2008年8月 初版第2刷。


松岡新平の解説に、

佐々木道誉終焉の地、勝楽寺…本堂の後ろには、勝楽寺城址をとどめる三百メートルほどの小高い山がある。…少し上ると道誉を弔う経塚があり、…ずんずん登ると、釣狐伝説にちなむ狐塚があり、琵琶湖を遠望できた。

道誉で釣狐に会うとは、意外なる展開。
近江は古代から安土桃山、江戸まで、史蹟に満ちている。
コンクリートの道路で囲って(便利!)、埋め立てして、鳰の海のこれからは?