「小松帯刀」 

「竜馬を超えた男 小松帯刀」  原口 泉   グラフ社


35歳で夭折した、薩摩藩家老『幻の名宰相』『尊皇・佐幕の壁を越えて、小松なくば何もできぬ、と言わしめた幕末最大の英傑』。
『帯刀 たてわき の無私は後世の名をも葬った』。名を望まず、生きた跡も自ら消し去ろうとした見事な「紅炉一点雪」の生涯。


NHK篤姫」に登場する人物で、何者!?と読んでみた。
はじめ、肝付尚五郎。小松家に聟入り。
頭脳明晰、決断力抜群、人柄がよく、人助けできる気概と権力を持ち、社交的で情報収集・分析に傑出! 最後の二条城でただ一人理路整然と発言し、辛くも宣旨より1日の差で、慶喜を「朝敵」の汚名から救った、のだそうです。
けれども、その後の紛争は、病に伏した帯刀の構想とは違っていた。
とにかく、“かっこいい柔な漢”なのでありました。