清水寺

京都・清水寺の現在の名称は、「能ふるさと紀行」によると、北法相宗興福寺音羽山北観音寺だが、北法相宗音羽山清水寺(きよみずでら)という記述が多い。
なんであれ、興福寺派では叡山とぶつかって焼かれるのも、さもあらん。園城寺とはどうなのだろうか。僧兵の荒っぽい時代。
ご本尊は、33年に一度開扉の秘仏、十一面千手千眼観世音菩薩。オールマイティな観音様のもよう。以前、観音経の読経に清水寺が録音されていたが、「北観音寺」に納得。
能「熊野」の道行の子安の塔は、始め清水寺の入口にあって、行掛りに通る場所であったが、その後、谷の向かい側に移されて現代に至っているとか。謡蹟めぐりはご苦労の多いことです。
五条大橋は秀吉が動かしてしまったし、とりあえず今を見て感心してから、修正するしかない。