岩崎邸

某流「茶の湯インターナショナル」のお茶会に臨時会員で後学参加。JR品川で降りてぐるーっと歩きました。三菱地所内、もと岩崎家高輪邸『開東閣』にて、お薄ニ席。


立派。どっしりと大邸宅。広い庭園。シャンデリアに重厚なカーテン。ひっそりとした石のテラスには、後ろにハムレットの亡霊が立っているのではないかという雰囲気。何と、「エリザベス王朝様式の石造り」なのだそうで、まさにその沙翁時代。庭園から見上げると、笑いも引っ込む外壁の表情です。トーマスモア、アンブーリン、メアリースチュアートと断頭台に消え、無敵艦隊に勝利し発展する時代様式を選んだのは、あやかって「開東」したいから?
 
本館にて立礼席。
お食事はバイキング(カフェテリア)。ローストビーフを切り分けているシェフに前のご婦人の注文「うすーくね」、続くCat「思い切りどうぞ」。スウィーツはチョコとショートケーキの2種で、取り分けてくださる時、はずれた小切れのストロベリーを拾うのを遠慮して、たくさんトレーに残っているので、「こぼれたベリー付けて下すってよろしくてよん」と牙の間からよだれを垂らさんばかりに言うと、嬉しそうにいそいそとたくさん寄せて盛って下さったのでした。ストロベリーだけでなくラズベリーもあって、やったー! コーヒー紅茶はなし。「お茶の会なので風味をそこねないように」ですって、まいったでちゅう。お茶事の中立なかだちなんですね、にゃるほど。でもミルクティー渇望。