2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の能楽堂の書店  

◆「観世寿夫世阿弥を読む」 萩原達子編 平凡社ライブラリー 能楽書林にて。 ◆「能 〜中世からの響き〜」 松岡心平 角川叢書 檜書店にて。 能、中世、似たような題がいろいろあるのでWりそう。 ぱらぱらと見て、今日はよしにしたちょっとおもしろそうな本、…

観能vs交通規制

ねこ車、「東京マラソン」と闘い、勝利を収む!? 千駄ヶ谷・国立能楽堂での「式能」に馳せ参じました。朝10時〜夜7時。 生き残っている明治通りから、「まばらに編める伊予簾」(中興名物、相当侘びた茶入らしい)よりすかすかの外苑通りへ、「いよいよ我…

三条小鍛冶

橘信濃守粟田藤四郎。 …まるで焼ものの祖のよう…。 京都の三条に小鍛冶宗近の遺跡があって、能「小鍛冶」の相槌稲荷まであるのに、奈良の三条に小鍛冶宗近とは? しかも、こちらは現在にも刃物製作が続いている、ということで、どのような関係かと調べると、…

清水寺

京都・清水寺の現在の名称は、「能ふるさと紀行」によると、北法相宗興福寺派音羽山北観音寺だが、北法相宗音羽山清水寺(きよみずでら)という記述が多い。 なんであれ、興福寺派では叡山とぶつかって焼かれるのも、さもあらん。園城寺とはどうなのだろうか…

「視点」

「視点」 松本道介 邑書林 帯より。 『素朴なる疑問』『西洋に「個人」の確立はあったのか? 日本の知識人はなぜかくも純情に近代ヒューマニズムを信じていられるのか?』 「西行花伝」への疑問、おもしろかった。著者のほうが偏執狂のよう。 死刑と被害者遺…

歌集「辰巳泰子集」 

「セレクション歌人 19 辰巳泰子集」 邑書林 20年前、第一歌集で現代歌人協会賞を獲ってしまった「紅い花」にご対面。水原紫苑「びあんか」と一騎打ちの鍔迫り合いで、同時受賞となったのだそうです。巻末・藤原龍一郎談。他に、辰巳泰子編集出版の文芸誌「…