ワイマール共和国

何某の科目をとると「ワイマール共和国はなぜ滅びたか」という命題が出されたりする。20年も前の朝日新聞の投書欄に、「現代の世相は嘆かわしい。ワイマール共和国の退廃的なありさまと同じだ。だらしない若者に規律を!」というようなお年寄りのご意見があった。民主主義の行く末を憂いての発言のつもりらしかった。今、その方向に向かいつつある。
憲法九条についての太田光によれば、大切だと主張するもののためには、自分の血を流して戦って守る覚悟がなくては、ということなのだが、そこまで…とか、それもしんどい、と思う甘ちゃんの“文化人”の我々は、文化的行動をずるずると引き摺っているうちに、何とか済まないかという希望的観測でいる。
まさか、金春安明御宗家のblogで、ワイマール共和国に関する明解なるあいまいな回答を見るとはね。