侘寂

帛紗

かなり昔、お茶のお点前に用いる帛紗を、いつも居間に置いておいて、日常の合間合間に捌く手習いをする、とか、同様に茶箱も置いてある、とか、そのような心配をなさらずともよさそうな意外な方から伺ったことがある。今、自分のたどたどしい現実を見て、思…

道場ゼミ?講習?

京都を楽しんでいる間に、東京道場のご連絡。 思えば、7〜8年前のお話であった。 何かすっかり忘れた頃に、お茶の稲妻走り「修練」の落雷! これから4年間!?毎月1回、市ヶ谷の道場に伺うことになりそうです。 この歳で? 旅行中で申し込みが出遅れ、合…

茶家の門

表千家不審庵 ご門

今日庵歴代

裏千家 今日庵歴代 千 宗室 監修 淡交社(平成20年初版) [rakuten:tankosha:10001359:image:small] 第八巻 「又玄斎一燈」 (八代)ゆうげんさい いっとう 『宝暦・明和という時代、茶道の遊芸化を憂い 兄如心斎(表)と共に 七事式を制定した 裏千家中興の…

茶道手帳 2011

[rakuten:tankosha:10002437:image:small] 茶道手帳 平成23年(2011)版 淡交社発行 ブロックmonthlyと、右側白紙の見開きweekly。 月齢図、二十四節季、裏千家行事等のメモ入り。 表も武者小路も、みな入れればよろしいのにね。 ページ下の欄外「季節のこと…

花月

お茶、夏休み後の花月第1回目。 「仕舞花」、点てないうちに仕舞いそうになるのが笑えるところ。 近頃の花月は、お点前を常のように丁寧にすることになったのだそうで、我々の時代は遠くなりにけり。手早くない花月にゃんて…。

覆盆子 いちご

覆盆子 = いちご なぜ〜!? 高麗三島や、名物裂を「覆盆子」というのは、らしい感じがしますが、元々のストロベリーが「覆盆子」なのは、ぜんぜんわかりません。中国語関係でしょうか…? というわけで、◆ウィキペディア 「イチゴ」: 中国語では、 オラン…

露地箒

5月28日(金)爽やかに晴れた日、正午のお茶事にお招き頂きいただきました。 腰掛待合には、シュロの葉を畳んで束ねた緑の「棕櫚箒」、席入する所には蕨縄をほぐして束ねた黒い「蕨箒」、が掛けられていました。 棕櫚箒と蕨箒の2種とも手作りでご用意と…

袖落し改造

夏に向けて、涼しげな「袖落し」を準備。 いつもの通り、緒をゴムに変えて実用化。ゴムは、よく美味しいお菓子に付いているもので、言い換えると、経費ゼロ。きらきら趣味の金色であるところが、重要にゃん。 通っている緒をなぞってゴムを通し、後で引き抜…

巴半田(炉 後炭 廻り炭)

今まで、ただ撫でるように巴を作ってきたが、先日、奥義を惜しげなく教えていただいた。 底取の柄を軸にして、底の傾斜の加減で、周辺を平らにしたり、中の巴の土手を立体的に築き上げたり、さすが〜。パワーの内在する味のある風情。しかし、さっそく取り掛…

和菓子 虎屋つながり

◆2009年11月1日(日)〜11月30日(月) 来年の「寅年」に因んだ 「虎屋文庫資料展」 開催中 http://www.toraya-group.co.jp/gallery/dat01/dat01_023.html ◆広島県の福山市に、こーんな虎屋さんがあるそうです。 虎屋本舗 …もうすぐ400年の伝統 和洋菓子司 元祖 …

「へうげもの」

ひょうげもの 週刊モーニング連載コミック 「へうげもの」。 古田織部を主人公とする茶道具のせめぎ合い?Vol.1の「1服」〜Vol.9の「9服」まで単行本になっているそうなので、これから読むところ。茶の湯の語呂合わせギャグあり。週刊モーニングとは、何…

はてな手帳出し

昨日に引き続き 「茶道手帳」 2009年版 現在の様子 手帳部分は、別段変ったこともなく、普通です。 表紙 ビニール系 今年は黒で、おじさまちっくだった。来年はエンジで、おばさまちっく? monthly なんと、6週分あり、30日も31日も確保されている…

はてな手帳出し「茶道手帳」

2010年版は、えんじ色。 2009年は黒。 9.4cm×17.6cm×7mm。 1mmのaddressbookも入れて、122g。 内容の紹介 http://item.rakuten.co.jp/tankosha/1285319/ [rakuten:tankosha:10001789:image:small] 茶道手帳平成22年(2010)版。 来年は、「茶道…

豆花鋏 大久保型

豆道楽 豆花鋏 古流型(大久保型) 7.5cm げっと。7.5cmの豆サイズでは、やはり、この形が開閉しやすい。 先の「豆道楽 花鋏 折込み鋸 ホルダーセット」の10.5cmは、小型という感じだが、7.5cmでは、正にミニチュア、豆道具。 申し込んだ所 ロイヤ…

豆道具 「豆道楽 花鋏」

匠の技、実用ミニチュア道具 発見! その名は 「一刀流 播州三木 豆道楽」 本当に手のひらサイズの、花鋏、折畳み鋸、ホルダーセットをげっと。 内側の革に一部日焼け、次の方には新品が回るといいですね。 http://store.shopping.yahoo.co.jp/genkiworld/ma…

呈茶 宗猫軒@四面道

4月4〜5日(土・日) 環八と青梅街道の交差するところ、杉並区「四面道」の南西に位置する、介護付き有料老人ホーム「ウイーザス荻窪」食堂にて、スタッフの方々の心尽しの桜の苑の「お花見茶会」があり、宗猫軒を開きました。 スタッフによるお筝演奏、…

LEDキャンドル

夜咄の短檠や燭台や行燈など、火の使えない場所でも楽しめないかと、ずっと思っていた。 「電池式ろうそく」 http://www.butsudanya.co.jp/shop_safety.html は、釘穴があるのは便利だが、平らな所では自立が不安定。 現代のお雛様の電気雪洞を見たり、電気…

千家

かつて、安藤流末端から「茶坊主の茶」という言葉を耳にし、昨日、遠州流末端による「町人の茶との違い」を拝聴した。ご先祖のことを伺って、もし町人だったら気まずいので、聞かないでおいた。 なるほど、利休さんも大変だったんですね。 裏千家の藁葺きの…

道安と少庵

「利休とその一族」 村井康彦 平凡社ライブラリー 文庫本。カバーに曰く『利休の茶はどのように形成され、どのようにうけつがれていったのか。利休の死、また千家家譜の謎を解き、少庵・宗旦ら子・孫の相貌を描きつつ、茶の湯という、さまざまな芸能が寄り合…

茶道手帳2009

← 2008年版画像 淡交社発行 2009年版「茶道手帳」 今年は黒い表紙。monthlyの土日の巾が広がった。その不規則な線が裏側に写って、少し見にくい。weekは左7日で右白紙の、見開き1週間。栞の紐1本装備!これは革新的、2本欲しいけど。 今年は、付録のひと…

浦の苫屋

同じく 「源氏物語の変貌」 久富木原 玲 著 (株)おうふう 紹鴎の侘茶の真髄といわれ、三夕の歌で有名な、 「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮」(定家) は、源氏物語 明石巻 からであるが、源氏が夏の月夜に琴を弾じて入道と語る場面の枯…

「茶花づくし」

Amasonより「御来駕」 予告! 「茶花づくし」 炉編・風炉編 監修 千 宗左・千 宗室 講談社 函の絵 炉編の表紙 いわく、 四季折々 野草や洋花まで 茶席と茶花まわりの実際に役立つ情報 よく使う茶花を中心に、宗匠、数寄者の作品多数 茶花の心をいかした暮ら…

呈茶の画像

11月23日の、すぎなみ文化通信20周年記念イベント呈茶席 の画像を頂きました。質素なしつらえながら、温かく楽しい空気に包まれ、延べ100人の方に歓んでいただくことができました(お菓子が100個出たので)。 車びゅんびゅんの青梅街道沿いなのに、公孫樹…

片付け

ひたすら昨日持ち帰った呈茶もののお片づけ。 白薩摩の電熱紅鉢、あまり使わない内に飴色…ここは琵琶色というべきか、になっていた…しかも客付が斑に。ショック。 ダンボールに入れたままにしていたので、色素が移ったのか? 濡れ布巾で漂白してみようかしら…

添釜

「すぎなみ文化通信20周年記念イベント」会場、荻窪「かふぇ&ほーるwith遊」エントランスのテラスにて、お釜を掛ける。 お客約80人 + お替り&スタッフ激励で、お菓子もお茶もお水も、予備を残して100名分、見事に出尽くした。 お運びをして下さる…

宗猫軒

11月23日(日) いよいよ、すぎなみ文化通信20周年記念イベント2日目、呈茶席の日迫る。お菓子は手配済み。お茶碗などの割れ物から、床机のようにかさばるもの、毛氈、あれこれけっこうな量の荷物を積み込まなくては。肝心のお茶を忘れそう…。

数茶碗

かなり前、金沢の某陶芸家に数茶碗をお願いしてあるのだが、音沙汰無し。このまま待つか、市販のものを物色するか、考え中。注文の内容が、ややこしい割りに意欲の湧くようなものではないのかも。5個ずつを10個にして、種類を減らして単純化し、もう一度…

打ち合わせ

「すぎなみ文化通信20周年記念イベント」の最終打ち合わせ、荻窪「かふぇ&ほーるwith遊」にて。 30人ホールは、音響・映像関係の立派な設備を持ったすごい場所。 宗猫軒は、気候がよければテラス、寒かったり雨天の場合はカフェ内、に決定。「立礼」の認…

のぼりor幡

「宗猫軒」の染め物の看板、遂に完成。いただいてきました。 麻、本染め。上下に黒っぽい竹の棒が入り、吊るす組み紐を付けて下さいました。なかなか素敵。いい感じです。 浅草 べんがら http://www.bengara.com/