覆盆子 = いちご
なぜ〜!?
高麗三島や、名物裂を「覆盆子」というのは、らしい感じがしますが、元々のストロベリーが「覆盆子」なのは、ぜんぜんわかりません。中国語関係でしょうか…?
というわけで、◆ウィキペディア 「イチゴ」:
中国語では、
オランダイチゴ属は「草莓 ツァオメイ cǎoméi」、
ヘビイチゴ属は「蛇莓 ショーメイ shéméi」、
キイチゴ属は「懸鈎子 シュエンゴウズ xuángōuzi」
または「覆盆子 フーペンズ fùpénzi」
と呼び分けているが、
日本語では混同して「覆盆子」を熟字訓でイチゴと読む場合がある。
ストロベリーは、「草苺」であるらしい。
◆語源由来辞典 いちごの語源
日本書紀には「伊致火寐姑 イチビコ」、新撰字鏡には「一比古 イチビコ」、和名抄には「伊知古 イチゴ」、とあり、「イチビコ」が転じて「イチゴ」になったと考えられる。
イチビコの語源は諸説あり。
例えば、「いち」は程度の甚だしいことを意味する「甚 いち」、「び」は深紅色を表わす「緋」、「こ」は接尾語が実を表わす「子」の意味で、「甚緋子 とても赤い実」とする説。
一般的に、「いちご」と呼ばれるものは、江戸時代の終わり頃にオランダから輸入されたオランダイチゴであるが、それ以前は、「野イチゴ」を指していた。
◆農林水産省 こどもそうだん 「いちご」:
日本にいちごが伝来したのは江戸時代末期で、オランダ船で長崎にもたらされたことからオランダいちごとよばれていました。しかし、当時いちごは観賞用程度にしか普及せず、現在日本で栽培されているいちごにつながるものは、フランスやイギリス、そしてアメリカなどから導入されたものを品種改良したものです。
と、いうわけで、
古代よりずっと野イチゴの「いちびこ→いちご」とすると、高麗茶碗や裂の「いちご」は江戸以前の命名なので、キイチゴなどの野生種として、「覆盆子」で正解なのね??
ああ、今日もまた、賢くなってしまった!