今日庵歴代

裏千家 今日庵歴代   千 宗室 監修   淡交社(平成20年初版)
[rakuten:tankosha:10001359:image:small]  第八巻 「又玄斎一燈」 (八代)ゆうげんさい いっとう
『宝暦・明和という時代、茶道の遊芸化を憂い 兄如心斎(表)と共に 七事式を制定した 裏千家中興の祖』
[rakuten:tankosha:10001360:image:small]  第九巻 「不見斎石翁」 (九代)ふけんさい せきおう
天明の大火を乗り越え、利休二百年遠忌を厳修した』『千家茶道の興隆』

まず、このあたりから読み始め。いずれ、一巻から。
「7代 最々斎竺宗」は、表千家覚々斎次男。享保18年(1733)に25歳で夭折。 「8代 又玄斎一燈」は、竺宗の弟で覚々斎三男。


茶杓のおなり(形)で、『竺宗 見どころなし』というのがあったが、25年の生涯ではね。歴代を覚える取り合わせの「つもり」で、お作の『最々斎竺宗です』は、まさに幻…。
裏千家に尽し流れ星の如く消える、第七巻もいずれ。


大判で、硬い表紙、重いので持って読める本ではない。 カラー写真、たくさんあり。私的には、文章の部分を、てかてかしたページではなく落ち着いて読みたい気がする。トシなので、コンタクトレンズをはずさないと読み難い、小さな字。


お好み道具と、人となりが結びつくのか、楽しみ。ずっと生涯に興味があった。
例えば 「松風の家」(宮尾登美子)のような、或いは 「花僧・池坊専応の生涯」 「天涯の花・未生流一甫」 (澤田ふじ子)、のようなの、大歓迎!