「延年」

延年
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    『延年』  http://www.nihonjiten.com/monogatari/data_1.html

『 延年 (えんねん) を一言で言えば、中世の寺院で、法会の後の法楽として演芸大会のようなものが催され、その余興として演じられた芸能である。
1つの芸能ではなく、舞楽・散楽・風流・風俗歌舞・猿楽・白拍子・小歌など、演じられた芸能の総称であり、雅楽風の演出・演目の中に庶民的な芸能を混ぜた、いわゆる貴族芸能と庶民芸能の混合体である。
法楽として行われた芸能の歴史はかなり古いと考えられているが、延年という語が文献上登場するのは平安時代中期頃からであり、延年が定着・普及を見せるのは鎌倉時代に入る頃、興隆期は室町時代のことである。
延年の語源は 「遐齢 (かれい/長生きすること、長寿) 延年」 という延命長寿の意味を持つ語から派生したもので、芸能により心を和らげることが寿福増長に通じることから、長寿を祈願し、福を求める芸能とされる。
室町時代初期に成立した初等教育用の教科書 「庭訓往来 (ていきんおうらい)」 の二月の条に 「詩歌管弦者遐齢延年方也」 とあり、ここから遐齢延年の語が採られ、後に遊宴芸能を指す言葉となった。延年は、時代に応じて内容的に変遷をみるため、… 』



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