印税貢献 謡曲平家物語

宝生能楽堂のわんや書店にて、
『謡曲 平家物語』 白洲正子 講談社文芸文庫
水原紫苑の解説がいい。世阿弥が平家に重ね合わせたかった、生まれ・境遇のやるせなさというようなものが、わかった。 また、「西行」にも感じたが、人間性を忘れず、美化し過ぎることの無い経験的洞察が、本質を浮き彫りにするのがすごい。言葉も単刀直入。白洲正子の魅力だ。