「視点」

「視点」  松本道介     邑書林


帯より。
『素朴なる疑問』『西洋に「個人」の確立はあったのか? 日本の知識人はなぜかくも純情に近代ヒューマニズムを信じていられるのか?』


西行花伝」への疑問、おもしろかった。著者のほうが偏執狂のよう。
死刑と被害者遺族についての文は、刑法を報復の道具にするもの。教育刑は、あり得ない欺瞞なのだろうか。