醍醐寺の能舞台

年末頃ちらと見たTV、秀吉と能のお話だったようで、桜の醍醐寺の能舞台は、お座敷の一画の畳を上げると板の間が現れて、そこなのだそうです。
京都の方が舞う情景が映りました。床の響きはいまいち。桜に見せられて降りてきた天女の舞、とは、「泰山府君」?「羽衣」のように聴こえた。
京都観世流片山家所蔵の、秀吉推奨の能面師「天下一」と名乗る人々作の面、すごかった。天人の面も、鼻から下の立体感がくっきりしていて、曖昧さのない感じ。増ほど崇高でなく、小面より臈たけていたように思う。
片山家のお能も拝見しなくては。