歴史

想夫恋 そうぶれん

徒然草注釈本(講談社学術文庫)をパラパラとあちこち読んでいて4巻目に「想夫恋」が登場し、以前より少し詳しくわかった。◆平家物語を本歌としたお能「小督」(こごう)で、高倉帝に寵愛され、徳子の父・清盛が恐くて嵯峨野に隠れた小督を、名月に彼女がお…

今昔物語 by 寂聴

中公文庫。ぱらぱらと見て面白いので、結局カウンターに持っていってしまった。注文した 徒然草 注釈・三木紀人 講談社学術文庫、失敗だった。4分冊もあって、中は見にくい。

敦煌写経

敦煌莫高窟から発見された経文を見に行きました。1928年(昭和3年)に「北三井家」が購入した112巻のうちの34点。一巻一巻の字が、それぞれの特徴の字体で、見渡す限り揃っているのが美しい。唐の則天武后在位16年間だけ使われた則天文字の入ったお経は、世…

柿本人麻呂

万葉歌人・人麻呂は流罪、水死の刑死であった、と梅原猛さんの「水底の歌」新潮文庫。具体的最期は『作家の検証』であるかもしれないが、人麻呂は大津皇子と親しく、その後の律令制の強化、持統帝の血筋の皇統と藤原氏の結束の前に目障りな存在であった、と…