昨日の国立能楽堂 ロビー(庇の間?)の檜書店にて
◆「うつぼ舟 II 観阿弥と正成」 梅原 猛 角川学芸出版
梅原猛の歴史ものは、読んでいると決定的事実のような気になって、後で世間を見渡すと、ちっともそうでなかったりするので、あまり思い込みすぎないようにしないと…。
観阿弥・世阿弥が南朝方の人間関係であったことは、よくいわれているが、いろいろ証拠を挙げている。楠正成の縁者が、足利将軍の庇護を受けるという巡り合わせの怪。
◆「ことばから迫る 能(謡曲)論 理論と鑑賞の新視点」
小林千草 ・ 千 草子 武蔵野書院
金剛能楽堂、『伝統文化の新生』……心中複雑。