六平太芸談

「六平太藝談」  喜多六平太  光風社書店  昭和48年 1973 発行


古本。 「能楽堂落成記念  喜多 実」の栞が入っていた。
函の帯に曰く、
『 明治大正昭和の三代に 能楽の真価を発揚して 九十年の生涯を全うし 心技追求の秘奥を開く 流勢の一躍を記念して 巨匠追慕の最新版成る
   芸談七十題 (本文題、片鱗集)
   お稽古の後
   先人を憶う
   嗣宗六十年
      追録  芸の正しさ  主治医手記 』


喜多流第十四世宗家のおことば集♪
本文註解、曲目解題、人名索引、年譜、が追録の前にある。道理か。
あまりに目次の中の項目が細かいので、神経質そうで憂鬱になったが、どうしてどうして、これまた、おもしろーい!
読みたての「捨心の芸術 桜間道雄」を冷ましてから進もうと思うが、でも、待てないかも。


桜間道雄の技術の項の解説がびっくりするほど具体的で、少し時間がかかった。