国立新美術館 加山又造展

金剛流・工藤寛師の楽瑶舞台の鏡板が加山又造画伯である、お能のプログラムの絵も、ということで、折から降りしきる雪の中、勇ましく出発。せっかくの地下鉄も地下道も、あと一歩というところ、雨の下に、チケット売り場の小屋はあった。唖然呆然。六本木(乃木坂)ですって〜??


加山又造 展> かやま またぞう 1927〜2004 (3月2日まで)


エントランス  雪 月 花
第1章 動物たち、あるいは生きる悲しみーーー様式化の試み
第2章 時間と空間を超えてーーー無限の宇宙を求めて
第3章 線描の裸婦たちーーー永遠のエロティシズム
第4章 花鳥画の世界ーーー「いのち」のかたち
第5章 水墨画ーーー色彩を超えた「色」
第6章 生活の中に生きる「美」


それなりに、おもしろかった。
黄昏の地球のようなテーマが淋しかった。50年前の想い。
六曲or四曲一双の屏風がたくさん。
篝火と煙、波の飛沫、よかった。
龍の羽子板、ほしい!「天の川」(たぶん)好き。


「冬」。葉を落とした冬木立の山に、カラスとオオカミ?きつね? 見るからに、エサ少なそう。
裸婦はデザイン画のような感じ。背景が“らしい”描き方でおもしろい。
見込に金の日輪のお茶碗、ちょっと、どうでしょう…。焼もの、着物、宝飾は、個人蔵。
祇園祭の山鉾(南観音山)の龍の綴織と、側面四面、東西南北に演奏する飛天。天人のかんばせは、現代的というか西域的。


展示場のショップと、地下のショップ巡り。
カフェで、フルーツケーキの大きくて頑丈なスライスに珈琲セット。


ダブルとか、4枚とか、さっと取り出せない、不便なクリアファイルばかりで驚いた。クリアでないし。却下。
また、ここに「宿神」などという厚い本が置かれていることにびっくり。


で、国立新美術館が、THE NATIONAL ART CENTER,TOKYO なの?