2005-07-11から1日間の記事一覧

北斎の娘

「北斎の娘」 塩川治子 邑書林 写楽は葛飾北斎、という解釈。 大塩平八郎の乱の頃、老人だった。娘も雅号「応為」の一流絵師であった。 それなりに面白い本。小説にしては言葉の面白味が少なく、研究書にしては脚色がある。別な経路で得た、“女のお腹の上に…

今日のセイレーン

id:tatumiyasuko セイレーン より ★ 抱き合って今日の疲労をしぼりきるこの重いみづはにんげんの水 ボードレールか、スタインベックの怒りの葡萄の世界のよう。 やるせない。けれど、明日も生命がある。 ★ 正体をみてやるために飲み干したおほさかづきに充ち…