『ひとと植物の幻想的往還路を拓く』

写真集
a priori innerplants」  真月洋子   蒼穹


巻末に
『ひとと植物の幻想的往還路を拓くーーー真月洋子の秘法写真術』

………人体の皮膚と多肉植物アロエの厚い葉や草本植物の広葉の表面は……交錯し、さらに交合という表現ふさわしいほどに侵犯し合っている………。 この写真集のタイトル「a priori innerplants」は<天与のものとしての内なる植物>とでも訳せばよいのか………
    美術評論家 名古屋ボストン美術館館長 馬場駿吉

ご家族が、能楽鑑賞を欠席したお詫びにと送って下さいました。
モノクロ。1回目開いた時は、絶句状態。ヌードが破れて葉っぱが伸びていたり、葉っぱが破れてヌードが現れたり。しかし、肉体が朽ちているわけではなく、きれいに生きているところが不思議でした。2回目、すこし落ち着いてゆっくり鑑賞。静かです。何故か、今、自分が、現に居る所に確かに存在していることを感じます。
何をどうしたら、このような写真が出来るのかは、作者の短いコメントと、やはり馬場氏後書きにて。