「骸骨を乞う」 雪乃紗衣 角川書店
“彩雲国秘抄”。 文庫で完結後の外伝。 新刊単行本。
目次:
雪の骨・・・悠舜 霜の軀(躯 むくろ)・・・旺季 北風の仮面・・・晏樹
氷の心臓・・・劉輝 風花・・・仙 運命が出会う夜・・・悪夢の国試組
【骸骨を乞う】 goo辞書より
(「晏子春秋」外篇から。 主君に一身をささげて仕えた身だが、
老いさらばえた骨だけは返していただきたいの意。)
→ 辞職を願い出る。
【晏子春秋】 あんし‐しゅんじゅう goo辞書
春秋時代の斉(せい)の宰相晏嬰(あんえい)の言行録。
8編。成立年未詳。後人が編集したもので、
斉王との問答の形で墨家思想・儒家思想をおりまぜた
国家経営の構想を述べる。
かっこいい! 物語の中でも、一時代前の気概ある忠臣のセリフにもあり。“尚書令”の永遠の別れの言葉が此れである所が深い。あの尚書令は、幸せだったのですね。
現代は、骸骨になる前に期限切れになったりして、世に骸骨無し? それとも、骨までしゃぶられて骸骨だらけ? 「契約」と「骸骨」は、相容れない仲か?
新刊を予約していたので、一昨日到着。この、不眠不休(アリエナイ)でお稽古に励む時期に、困ったものが降ってきてしまった。 で、誘惑に勝てず、読みました。
明日は、いよいよ発表会。目下、追い込み中。