仕舞とテンポ

シテ謡、上の句ゆっくり、下の句運ぶ。受けた地謡が、アップテンポで続ける。そのように謡いながら、そのように動く。のである。
ところが、早い地謡のところで、ゆ〜っくり方向転換して、たっぷり時間をつかったり、間が持たない。のである。
地謡に乗せられて気分よく動いていると、その先ですることが無くなって、困ってしまう、のである。
せっかくゆっくり曲がって、ゆっくり歩き始めて格好いい時は、目的地の所作に間に合わない、のである。
程度問題、程ほどに。何やら、にゃん生で一番苦手な面、のような気がする。まさか、繊細さに欠ける、とか?そうなの?
仕舞「絵馬」