似たような題名で既にいろいろあるが、またまた新たに出版されているのに遭遇して、淡交社 5、世界文化社 5、成美堂 1 冊 げっと。 どうもお茶は、関係研究書への糸口が無く、お茶事やお点前の事象に終ってしまう。南方録却下!
「茶道・香道・華道と水墨画」
(よくわかる伝統文化の歴史 2 室町時代)
小型ながら、室町時代の文化、人物の存在が分かり易い。
「口切茶事のこころみ」
写真の角度が気が利いていて、きれい。視覚的によくわかる。
茶師や口切の歴史の解説よい。“茶人の逸話”もっと知りたい。
「茶席の香」 すがたと扱い
利休忌の三具足の写真があまりにかっこいいので、思わずげっと。
仁清写しの兎の水指が、なぜ源氏香の“あふひ”図が同じに3つも繰り返されているのかと思っていたのだが、東福門院のお好みで葵のご紋のところを、遠慮して源氏香に置き換えたものということがわかった。
「茶席の会話と手紙」
“所作ごとの会話のポイントがわかる”と書いてある…。
チャンスと人材に恵まれなければ言葉のお宝箱は、がらがらだ。
具体的なモノの写真が楽しめる。木地炉縁も古材、おそるべし。
世界文化社は、「ビジュアル版お茶人の友」「お茶のお稽古」
のシリーズから数冊。