楽譜考

イタリア歌曲、楽譜を見れば見るほど、音がよくわかるようになった。音程がずれて定まらないところをよくよく見てみると、2度ずつに並んだ3連符でも、1番目と2番目の間は半音短2度、2番目と3番目の間は1音長2度、など、調と臨時記号で「あっぱらぱー」(脳内ぱぴぷぺぽ状態)になっている実体がはっきりする。絶対音階など無いし、移動度も勝手にずれていくという意味の移動度なので、たいして基準にならない。
伴奏と歌の長さが違っていたり、同じ歌詞で伸ばす長さが違っていたり、とにかく、自信を持って音を十分伸ばすことが、一番むずかしかった。メロディーを覚えるというのとは、またちょっと違った作業が必要だ。
暗譜というのは、楽譜の仕組みごと覚えることにゃーんだワン。