船橋能楽倶楽部

29日(金)は、下掛宝生流・安田 登 師でした。
皆で「上歌」(あげうた)を作り、それを安田師が謡って下さいました。
五+七五(2回謡う)+七五×6+七五(2回謡う)
無題で練習、次に御題『激しい恋』?『秋の夜』の2チームに分かれて製作。Catは秋。メンバーの相談で、御題に向かって皆で集中して作り上げるのではなく、各自作った句を寄せるという、練習のときの手法と同じになったのが、ちょっと残念。紙の上に皆で想いを流していきたかったにゃん。
むき出しの、突き刺さるような言葉が似合わない、薄絹一枚向こうの世界。それなりに、面白いものができました、と思う。
『5音階』は、受講者と安田師のピアノの連弾でした。高音パートは、黒鍵だけを弾いたのだそうです。なるほど5音階、とても心地よい響きでした。 もしかしたら、♭や♯が5〜6個ついたオペラが心象的なのも、関係あるのかなあ、と思いました。
おみやげは、謡の楽譜? 横に音の高低の黒丸が並び、下に言葉を入れる白丸が並んでいる。母音を伸ばす「うみじ」は小さい白丸で、拍子と字数との関係が何となくわかる感じ。自分で謡を作って、自分で謡える自習プリント♪
またの機会に、ワキのことばの言い方の実演と体験をしてみたい。
またまた楽しく、有意義な、船橋能楽倶楽部の講座でした。