茶飯釜 

明日は茶飯釜。
「茶飯釜の楽しみ」 淡交社編集局編 をぱらぱらと見る。
歌舞伎の「伽羅先代萩」 めいぼくせんだいはぎ で、乳母の正岡が若君の毒殺を恐れて、部屋の茶釜で隠し持ったお米を炊くんですって。TVで「なぶり殺し」の場面はあったけれど、ご飯は知らなかった。我が子にお湯の毒見をさせたり、すごいのだ。お台子のお道具でご飯を炊くというのが、なおいっそうドラマチック。切掛風炉は火力がむずかしくないかしらん。


「伽羅」とは、仙台候がお香の「名木」伽羅(きゃら)で作った下駄をはいて廓に通ったという伊達男の逸話から。「先代」は「仙台」伊達のお話しという含み。伊達藩のお家騒動を脚色したもの。(山本周五郎の 樅の木は残った、も伊達騒動。萩やら樅やら)
仙台に宮城野という所あり。「宮城野萩」という萩あるも、仙台は関係ないとか?せっかくなので、名物と思いたい。早くから咲き始め、枝が枝垂れるので風情がある。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/Miyaginohagi.html
http://www.jtw.zaq.ne.jp/tanakun/watch/hagi.htm