白妙・梶

「白妙」という和菓子のお店がある。そこに曰く、
『 白妙とは、梶の木の繊維で織った白布のこと。
“田子の浦にうち出てみれば白妙の富士のたかねに雪は降りつつ”は、白布の清らかさを、富士に降る雪の清らかにつないで、大自然の景観、季節の鼓動を歌にしたもの。 』


七夕の趣向として、梶の葉を供えたり、水差しの蓋に用いたりするのは、その昔、梶の葉に歌を書いていた、というつながりだそうですが、梶の幹の繊維も関係あったのですね。染めた糸を掛ける七夕飾り、織姫の糸。


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「白栲」(しろたえ)とは、「梶の木」のことで、別名・梶(かじ)。
桑科、コウゾ属。 繊維は当然な木 のようです。