短歌日記2004夏

* TVとちかい花火のとどろきに
    ふわっとひろがるきおくのすみだ  Cat☆彡
(今日は、隅田川も花火大会だったようです。子供の頃、小船にのって見上げた記憶の隅のこと。打上げ花火って音の振動の割には、後にもわっとひろがるあの軌跡がゆっくりで、不思議な感じがします。遠くの天体の出来事を、本当はものすごく巨大な爆発で高速なのに、ゆっくりとした動きに眺めているところ。その後、お能「鞍馬天狗」の“ずかり”?とした足の動きは、実は、高速の神通力の動きが、まるで動かないかのように見えるところ、というのを読んで感心しました。)