「熊坂」

お仕舞の「熊坂」にコメントを頂きました。ありがとうございます。自分の日記内を熊坂で検索して、昨年春の発表会のプログラムの項に辿り着きました。


思い出したこと。
長刀なぎなたを、上段に構えて義経を追ったり、上で回したりすると、袖から腕が出てしまうこと。上達すると腕の覗かない動きになるのかもしれませんし、スピードの関係かもしれません。
当時、私的には、お笛やお鼓のように袖口を小さく縫うと、動き難そうで、ばりっといってしまうかもしれないと思われて、何も加工せずに舞い、やはり、いささか恥ずかしい状態になったわけです。お仕舞にふさわしい事かどうかわかりませんが、少しでも縫い縮めておけばよかったと、後悔しました。
このことは、「巴」や「船弁慶」では、何も気になりませんでした。それだけ、熊坂の長刀が実践的武道であったのだと、つくづく感じました。
おまけに、
出番まで長く、お腹が空いて袴が下がってしまったこと。長刀に長い着付など野暮過ぎ…。


素人が発表会で同じもの舞うことはまずありませんので、初回が最終回。その心残りが、次に繋がる原動力なのかも。


お稽古事をお休みして1年以上経ちました。宿題や課題が無いのは”らくちん”で、クセになりそうです。