成竹会

昨日、セルリアンタワー能楽堂にて、三宅近成さんのお弟子の発表会がありました。面白かった。いろいろな声の響きを楽しみました。小学生も高校生も立派な声で、力演でした。


「痺 しびり」 「酢薑 すはじかみ」 「鬼瓦」 「蟹山伏」 「附子」、次々と小型サイズや普通サイズの装束で登場し、その種類と数に感心しました。男女、長幼の組み合わせも楽しく、曲の変化が生き生きして、発表会の醍醐味というところ。
進行が早いのにびっくり。可愛いお口の回転は速かった!?


「蟹山伏」で、蟹に強力と山伏の両方とも耳を挟まれてしまう「その時」が、あ〜あという感じでよかった。お約束のところで、思わずくっくっくとなれるのが気分がよい。


芝居気とは、天然なのか、訓練なのか、好演にふと考えた。
出来るように自分の性格を近づけることが必要と、今、感じている。そこまでして、まだ進みたいかどうかの分かれ道がある。自分を晒しながら客観視するのはむずかしい。クールでいると晒せない。芸能に自己顕示欲、露出趣味は、有難い近道であるかもしれないが、途中から先は別物な気がする。


年少の少年て、魅力的。なんだか、少年趣味になりそう…?