彩雲国物語

読書日記
彩雲国物語」  角川ビーンズ文庫、全19巻。 まだ未完。


19冊一気読み。最新巻から逆に読み始めて第1巻に到達し、また始めから全部読んで、次に好きなところをぱらぱら拾い読み。気がつくと2週間以上経っていた。目覚めた「眠れる家(森)の化け猫(美女)」状態。
久し振りの浮世は雨もよい。


この物語の先は、始めのほうに、彩雲国の史書として、既に述べられていることがわかった。
★タンタンは、名監察御史として、地方を廻り続け、その名を留めた。
リュウキは、長い善政を布き、賢王として記録された。
★ユウシュンは、その治世の初代名宰相として名を残す。
★シュウレイは、伝説的名官吏として、歴史に名を刻む。
       『武に藍・シあり、文に李・紅あり』と称えられた。
★その傍らには、生涯補佐としてのセイランとエンセイの姿があった。
※シュウレイが、女性用に改良した官服は、その後も、ずっと受け継がれたのであった。


目下、イナゴの大災害と、それに乗じた謀反直前の不穏な時だが、
その先は、なんと輝かしい国ではありませんか、彩雲国は。