「書肆心水」出版の「夢野久作の能世界」に入っている、小説「あやかしの鼓」は、江戸川乱歩の世界そのものであった。「六平太と万三郎」などの後続けて読んでいて、は?と怪しくなって、読み終わって、そういうお話なのかと、彼のおつむの成分に感心した。
一応書名で探してみると、「角川ホラー文庫」ですと! すご過ぎ…。
- 作者: 夢野久作
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1998/04
- メディア: 文庫
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「ドグラ・マグラ」 どうしようかしらん。
butapyさんあたり、読んでいらっしゃらないかしら?
「夢野久作の能世界」の「批評・戯文」は、「非現実的な安宅と現実的な石橋」など全体の三分の一は面白かった。これら全部が、既に機関誌や地域誌の活字になったものである、ということに驚く。各界の裁量権のある人の懐の深さがうらやましい。