「あやかしの鼓」

書肆心水」出版の「夢野久作の能世界」に入っている、小説「あやかしの鼓」は、江戸川乱歩の世界そのものであった。「六平太と万三郎」などの後続けて読んでいて、は?と怪しくなって、読み終わって、そういうお話なのかと、彼のおつむの成分に感心した。
一応書名で探してみると、「角川ホラー文庫」ですと! すご過ぎ…。

     ↑ そういうわけで、『詳細を見』ました。 
         「ドグラ・マグラ」 どうしようかしらん。
           butapyさんあたり、読んでいらっしゃらないかしら?


夢野久作の能世界」の「批評・戯文」は、「非現実的な安宅と現実的な石橋」など全体の三分の一は面白かった。これら全部が、既に機関誌や地域誌の活字になったものである、ということに驚く。各界の裁量権のある人の懐の深さがうらやましい。