中啓

中啓 朱塗金銀柄入 中啓。扇の先が少し開いている形。
能楽用無地生成り、要するに真っ白のお稽古用げっと。高価、が〜ん。
お能の場合、小指の関節を掛け「要」の骨の先を押し続けて、開いた形を維持するのだそうで、小指が痛いわけです。
着膨れてサウナの如く、唐織の硬くて突っ張ることギブスの如くとか、その上、巨大袴の大口で左右が張り出しぶつかりやすいのに、狭い作り物に入ったり出たり、指は中啓で痛い…。
難行苦行で、悟りに近そうな道だったりして…!??