2009-03-10 金剛右京 幽玄 『 ……右京さんは、あの玄関に机を置いてしょんぼり坐っていたよ。 ……東京に帰ることを勧め……。……右京さんはほんとに若い時から苦労したものさ。右京さんの一生涯なんて、振り返ってみればほんとに涙の種ばかりさ。 』 「六平太芸談」 喜多六平太 光風社書店(昭和48年) p.166 「能楽芸話」 (1971年) 金剛右京 (著), 三宅 襄 (著) 檜書店 の金剛流23世宗家は、そうしながら、蝋燭の下で、謡本を書き続け、残したのであった。