流派の機関紙

数年前、お能金剛流には年2回程の機関誌があったような…何か面白い記事を拝見したような(「秀吉と能」とか、あったような)気がする。どうやら砂漠の川のように消えてしまったらしい。
最近目にした、観世寿夫 世阿弥を読む (平凡社ライブラリー) も、能―中世からの響き (角川叢書) も、そのような諸方面の機関誌に発表されたものをまとめた内容で、単発ではなかなかおつむの回路に入らないかもしれないが、盛大にまとまると一定の方向の大河となって、分かりやすくなる感じ。
ぽつぽつ考えを小出しにできる場所は有意義で、まず発表された誌上は、栄えある踏み台なのではなかろうか。
「京都発信の能」ということなので、能の周辺蘊蓄のおニューも是非京から、下々の万年初心者に垂れていただきたいものだ。知識人、重鎮のみならず、次代を担う方々の寄稿など、楽しみ〜♪ 薄いホッチキス留め歓迎。
で、出版予定は?