すずめ瓦

茶道辞典によると、
■「すずめ瓦」 すずめがわら では存在せず、「雀土器」 すずめかわらけ で、短檠の油入れ。
■「短檠」 たんけい の長灯芯 ながとうしん は、席の大小、月夜・闇夜の別などで本数を加減(なんと繊細な)。二畳台目以上の席で用いる。(狭いところでは「竹檠」)

■「灯芯」は、細藺 ほそい の芯を引き出してつくる。


「するめ瓦」は、茶道辞典にも原色茶道大辞典にも載っていない。「露地行燈」の説明には『油皿には灯芯を5本入れる』とあり、特にするめ土器などという語はない。お皿でOKにゃん?



い , ゐ 【藺】  goo辞書
イグサ科の多年草。北半球に広く分布。茎は高さ1メートルに達し、節がない。葉は退化して少数の葉鞘(ようしよう)が茎の基部につく。夏、茎頂に淡緑色の小花を密につける。栽培されて茎は花筵(はなむしろ)・畳表などの材料とし、髄(ずい)は灯心にした。イグサ。灯心草。[季]夏。《藺の水に佇めば雲流れけり/大橋越央子》


「い草」は「藺草」なのでした。わざわざ「藺」という一語を登録したのに、「いぐさ」の転換で「藺草」が入っていて、がっくし。