「鼓の家」

通りがかりにTVをつけると、お囃子の大鼓の方が。お能と歌舞伎の合同お囃子、歌舞伎の小鼓の田中家=亀井「母」と、お能の大鼓の亀井家の合体物語でした。始めの15分程過ぎていたのが残念。
歌舞伎の「出囃子」は「かげ囃子」と対語でした。にゃるほど。葛野流大鼓では、「安宅」の弁慶の「延年之舞」が最も重い習いで、『宝生の安宅に命を懸ける』、と亀井「父」忠雄さん。 金剛流には、どなたが何の曲に命を懸けてくださるのでしょう…。
『12歳まで」が肝心と「母」が度々おっしゃってました。それは、「習う」という精神の問題でもあるようです。
若手のお囃子の会の場面で、演奏を見つめる笛の八反田さんを発見。船橋女性センターで、至近距離で拝聴して以来。地道な演奏活動って、やはり芽が出て花が咲くという感じ。素通りはできないという心境になります。