観能:阿漕

「アコギ」よかった。金剛流を見直した。お話的にはうれしくない物語なのに、昨日は舞台に共感できた。老漁師、僧、浦人、お囃子、地謡、それぞれの方向から違う音が響いて、交じり合わないが一つの立体絵、という感じ。 主人公に、何か、精神的しがらみの衣を1枚捨てた真摯な土台が感じられて、素直に見ることができた。脱皮しちゃったのかな。