五輪切手

昨日6日(金)に発行されたアテネ・オリンピック記念切手シート、日本画家による神殿のデザインで、幽霊ものの薪能の舞台の雰囲気。切手自体には、第28回という数字はないので、説明を読んでしまった。スポーツのデザインでないところが、さすが『アテネ』なのかも。古代オリンピックが近代オリンピックとして、1896年(明治29年)にアテネ大会で復活されてから、108年ぶりのご当地開催とか。
日本とギリシア(希臘!)の国交は、1899年の日本国希臘国間修好通商航海条約の締結によって始まり、1999年6月1日には、日本・ギリシア修好100周年記念切手が発行された。「トロス」(円形建造物)の遺跡の柱のデザイン。『切手は小さな外交官』ですって。
国宝の豪華切手に比べると、額面は同じでも、いささか手抜きの観を免れない。
日本の五輪初参加は、1912年(明治45、大会直後に大正元年)の第五回ストックホルム大会で、日本からの参加は二名。そのひとり、マラソンの金栗四三さんのことが載っているサイトがありました。数十年後の、ストックホルムの洒落た計らいのことも。
http://www.j-tierra.com/tm/tenku/tenku7.htm

女性初参加は、1900年 第二回パリ大会で、全部で10名ちょっと。クーベルタン氏は女性参加に大反対であったが、パリ万国博と共催のドサクサと、勢力争いの谷間をぬって、実現したのだとか。
http://www.yomiuri.co.jp/athe2004/special/monogatari/mo2003102801.htm
(YOMIURI ON LINE オリンピック物語 第四部 女性の戦い〈2〉)