ユーキャン発行平凡社編集「日本大地図」（全三巻）の付録『特製ポスター日本全図』。１畳位の素敵なマップかとわくわくして開けると、新聞片面大のよくある「切れた日本」でした。一応全領土が、集合写真の欠席者のように嵌め込まれてはいますが、本体は、北方も南方も切って空き地（太平洋上）に寄せられている無残なマップ。
過去の反省にいじけて、海への広がりから目を逸らしているのか？便宜上当り前となった切れた国土図で、むき出しのナショナリズムの激突する時代に突入した今を渡っていけるのだろうか。
世界地図上で見ると、余りにも近く他国と国境を接していることに驚く。
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で、その本編の大判「日本大地図」は、
「日本分県大地図」
「日本名所大地図１」・・・名勝・山・島・湖・花・温泉
「日本名所大地図２」・・・城・街並み・歴史の道・庭・ローカル線・都市図
の３巻で構成されており、目下、分県大地図愛用中。
『１都道府県につき見開き２ページ』の分県大地図はさすがの表現力で、実際に遠距離を行き来している者には全体の中の自分がわかって、安心立命の気分に浸れます。但し、紙が大きいからといって字が大きいわけでもないので、好きでないと無用の長物と化すかも。
「山」は、尾根や山脈のパノラマ図が雄大。百名山、二百名山からの編集はありませんでした。
「ローカル線」の見開き４ページ＋裏３ページ、計７ページの「JR全日本鉄道地図」が壮観です。私鉄は数本ですが面白い。SLは大井川鉄道と山口線。
瀬戸内海パノラマで、日本が山国であることを実感しました。
よい、おもちゃです。
