風の童子「颯」「遙」

◆新東名高速道路下り、浜松サービスエリアの前庭に音楽の仕掛けがあります。鍵盤型の探知機に指をかざすと、自動演奏が始まるのです。
初めての時、メンデルスゾーン真夏の夜の夢」の結婚行進曲が盛大に響き渡り、びっくり+大感激。それから再び巡りあうまでと、関西に向かう毎に1回鳴らしていますが、清流の音であったり、童謡、ポップス、交響曲、協奏曲、など色々でまだ重複したことがありません。それから、音量が少し控えめになったような・・・?


その探知機の左右に、縦に立った鍵盤型台上で楽器を演奏しながら髪をなびかせ風に乗る童子がいます。左でバイオリンを奏でるのが「颯 HAYATE」、右で太鼓を打ち鳴らすのが「遙 HARUKA」のもよう。


伊勢湾岸道路刈谷PAには、風の童子「奏 KANADE」と「響 SHIRABE」がいますが、探知機の穴に石が詰められていて、音楽は鳴りません。2年間ずっと同じ状況です。

   シリーズ「風の童子」 颯 HAYATE 遙 HARUKA
浜松では「遠州のからっ風」とよばれる強い北風が吹きます。天竜川の上流の木材を集め、乾かすことが昔から行なわれてきました。よく乾いた木はよい楽器になるので、楽器づくりが盛んな街となりました。今日の日本の音楽は、ここ浜松で育ったともいえるでしょう。
颯(はやて)と、遙(はるか)は、凛とした風と楽器に遊ぶ子どもたちです。NEOPASA浜松の“まもり童子”として、道ゆく人びとの未来と安全を願っています。銘板に表現された鍵盤に、そっと指で触れてください。150種類の音楽と音色が楽しめます。
童子たちの音のプレゼントで、くつろぎのひと時を過ごしてください。
                 夢童由里子 Yuriko Mudo 作