近江八景と琵琶湖八景

近江八景は「比良の暮雪」以外、琵琶湖の南端、細く狭くなっている所に集中している。何百年も、琵琶の首から先を鑑賞していたのですね。近年、雄大な琵琶湖を広く讃える『琵琶湖八景』が提唱されたもよう。


近江八景
  比良の暮雪  ひらのぼせつ
  堅田落雁  かたたのらくがん
  唐崎の夜雨  からさきのやう
  三井の晩鐘  みいのばんしょう
  粟津の晴嵐  あわづのせいら
  矢橋の帰帆  やばせのきはん
  瀬田の夕照  せたのせきしょう
  石山の秋月  いしやまのしゅうげつ


琵琶湖八景】 (滋賀県公式サイトより)
  「暁霧」 海津大崎岩礁
  「涼風」 雄松崎の白汀 (琵琶湖西岸中ほど)
          “松は緑に砂白き…"(琵琶湖周航の歌)
  「煙雨」 比叡の樹林
  「夕陽」 瀬田石山の清流 (最南岸)
  「新雪」 賤ケ岳の大観 (最北岸)
  「深緑」 竹生島の沈影
          “緑樹影沈んで 魚木に上る気色あり”(能・竹生島
  「月明」 彦根の古城 (東岸中ほど)
  「春色」 安土八幡の水郷