探査機はやぶさ

今日、日曜日。イトカワに行って還ってきた「はやぶさ」のまとまった番組に出会った。
イトカワと地球の軌道に接近する部分があるのが面白い。だからといって、そこを行き来する技術が、またすごい。何度も「×」状態になりながら、はやぶさチームの知恵と、表には見えない作業の継続で蘇り、イトカワにタッチ?してからまた飛び、万策尽きたかにみえた最後は、エンジン研究者の “隠し玉” で帰還。大気圏ではやぶさは疾走する火のメダカの競走のようになって、消えてゆく。その中から抜き出て長く孤を描く火の玉に、じ〜んとした。それがオーストラリアに着地。
カプセル内に、目に見える「塵」は無かった。しかし特製ヘラでぬぐうと、たくさんのミクロの物質があった。そして、高熱の影響を受けていない古い時代の粒子発見。


隠し玉、素晴らしい!未知の前に謙虚であること。できることは全部しておく。どこぞの発電所大災害とは大違い。企業の採算重視にめげず隠し玉を仕込むのが、現場の根性というものかも?