ハッピーエンド

今年の終りは、三浦しをんの本で、ハッピーに〆られそう。
仏果を得ず 「仏果を得ず」
浄瑠璃を語る曲者老師匠。30そこそこの研修所出身大夫と、曰くありげな年上三味線奏者、名コンビ誕生なるか!? 乞うご期待。


神去なあなあ日常 「神去なあなあ日常
高校卒業の日に紀伊半島中央の山奥で「林業」の見習いにされてしまった青年未満、逃げ帰るのか?山の神は存在するのか? お楽しみに。


笑って泣いて笑う、温かい本。
どちらも、嵩張って大きい単行本なのが難。


三浦しをんの小説は、年寄りと青年の関係が絶妙で面白い。ある種、理想。優れた人も、業績のある人も、ベテランも、終わり頃は「老害」に陥りがちなのに。 段階が違うが、最近、お茶やお能のお稽古で「熟害」というものがありそうな自覚症状がある。たいしたことない者ほど、「害」が早いのかもしれない。