十日夜とおかんや と 亥の日

「十日夜」とは、旧暦10月10日の秋祭りだそうです。
http://homepage3.nifty.com/toys/TheMoon/moonage.htm
今年は十五夜が10月6日と遅く、十三夜が11月3日。
というわけで、月齢10日の十日夜は、ずれずれの11月30日。
南中が夜8時前頃とか。


十五夜と十三夜はセットで、古く宮中やお公家さんにある文化だが、十日夜という行事もあるのは、知りませんでした。
現在では新暦11月10日に、山にお還りになる田の神様にお餅を備えたり、カカシにお礼をしたり、子供が藁の束で地面を叩いて回ったり…するそうです。
http://jaac.or.jp/plaza/9910/index.htm


そして、更に、今年は十日夜と「亥の日」が重なっているのだそうです。日にちの十二支の起点はどこなのでしょうか?
とにかく、「亥の子餅」「猪子餅」を頂きましょう。近くにあるかしらん。
    「猪子餅」の包み方 ↓ いろいろ大変ですね。
  http://purple.ap.teacup.com/applet/yaya/55/trackback


旧暦十月の最初の亥の日の亥の刻(午後9時〜11時)にいのししの形をした亥の子餅を食べると無病息災・子孫繁栄。
この日に炬燵を出すと火事にならない、ともいわれるそうで、炉開きも、亥の日なのでしょうか。イベントに都合の良い日程に慣れていると、オリジナル歳時記を忘れます。


で、たとえば、炉開きが11月30日では困るであろうと調べると、新暦11月の初めの「亥の日」に決めていることが多く、今年は11月6日であったそうです。
http://rakutabi.kyo2.jp/e6590.html
http://www.kuchikomimap.com/10010/archives/0007367.html
 ↑ 亥の子餅の「成分」も書いてあります


とすると、現代の今年では
  新暦11月6日 に亥の子餅を頂き
  新暦11月10日に十日夜の秋祭り
ということであったのかな?
民間行事的には、この二つが混同している感じで、「猪子餅をいただいて、ワラで地面を叩く」という追憶記事もありました。


ところで「一粒万倍日」まであるとは!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E7%B2%92%E4%B8%87%E5%80%8D%E6%97%A5
「徳風棗」を使う縁起のいい日が決まっていたりして…笑える。
  ↑
http://www.sadougu.com/bcf_shop/getProduct.do;jsessionid=A33A40127F154B5680C21C7428813C84?pid=4876520&cid=5518301094603123173


結局、どのように「十日夜」を過ごそうかしらん。