観能:東京金剛会例会能

能「井筒」
舞台の上の面々が豪勢だった。
紀有常息女は迫力なかったけど、テンポや雰囲気が合っているとき、とてもいいところがあった。動きが丁寧。
足って、存在感の重要な要素みたい。自分は何者か、何をしたいのか、ということが足に現れる感じ。


狂言「混布売」
大名の動きの感じがとってもよかった。手や腕が“行きっぱなし”でなく、自然に、さり気なくよいマで納まっているのが、にゃんともね。なんとなく緻密。
混布がぱりぱりの板状でなく、ゆらゆらとしなっていたところが新鮮。今まで乾燥混布だと思っていたが、生乾きのようだ。


能「女郎花」 おみなめし
初めて。楽しみにしていたのだが、悲恋なのかどうか、どうもよくわからなかった。小野頼風は主張し、妻は責めているような感じ。(他HPに記載)