お筝と指キャップ

家でお筝の練習をする時は、糸を押す左手の人差し指と中指に、青いゴムの事務用指キャップをはめている。6、4、9、斗、などオシが続くと、ゴムがよじれてすべったり、摩擦でつんのめって間に合わなかったり、指遣いの練習にマイナスだが、はめていないと痛くて練習すら出来にゃい。それでも、ゆっくりではあるが豆ができ固くなって、上に上に皮がむけていく。主な豆作りは、先生の所でのレッスンかも…。
いろいろな指キャップを試してみたが、指先と左右に穴のあいている青い製品でないと弾けない。指先にちょこんと可愛い西洋裁縫の指ぬき型の緑色のは、糸の反発の強さに合わなくて、つるんと脱げてしまう。先に穴が空いていないと踏ん張れないみたい。
青いのも摩滅し、延び、裂け目が入り、何回か買い直したが、サイズを案外間違えるので予備も用意。始めの頃、カケオシがあるとき親指にもはめていたが、さすがその後は、なしで耐えている。
クイッと押して、壷にはまった音を出す左手、目標。


十七絃のツメは大きくて、はめるのは、まるで“畳の隙間”に指を入れるみたい。また15cm程短く作っていただいたお筝なので、琴柱も、先生のところのは小型で立て易いが、中型は少し高さがあるので、セットに力がいるし、弾くのも糸の反発強い感じ。格好より使いやすさのほうが重要だと思う今日この頃、もっと調べて揃えればよかったにゃーん。