国立能楽堂 特別企画公演
いろいろおもしろかった。
献茶 武者小路千家 千 宗屋
狂言 和泉流 「通円」
シテ・通円の霊…野村万作
ワキ・旅僧…野村万之介 アイ・所の者…高野和憲
笛…森田保美 小鼓…曽和正博 大鼓…山本孝
地謡…石田幸雄 野村萬斎 深田博治 月崎晴夫
能 観世流 「弱法師」盲目之舞
シテ・俊徳丸…鷹尾祥史
ワキ・高安通俊…宝生閑 アイ・通俊従者…石田幸雄
笛…森田保美 小鼓…曽和正博 大鼓…山本孝
地謡…内藤幸雄 梅若慎太郎 角当直隆 鷹尾章弘
鷹尾維繁 梅若晋矢 梅若六郎 山崎正道
国立能楽堂 プログラムより
珠光が一の弟子・古市播磨に書き与えた「心の文」に曰く
『心の師とハなれ 心を師とせされ』 (自分自身が心の師となりなさい、しかし心を自分の師としてはいけない)(=自分に勝て?)
また、初心者が形ばかり「冷え枯れる」真似をして得々とするのはいけない、まずよき道具をよく味わうことで心の素地を作ってこそ…。
観世新九郎と宗旦(利休の孫)の付き合いが面白い。
宗旦の茶会に招かれた小鼓の名人・観世新九郎、宗旦に、こちらが濃茶と薄茶と二度点てたのだから、もう一度打って二度舞わせてくれないと負けになるぞ、と言われて腹を立て、超特急に打ったので「舞い舞い早きにて」喧嘩になった。by「覚々斎茶書」
今日の出店は能楽書林さん。興味ある分野は全部持っている本でした。