るきさん 

「るきさん MISS RUKI」  高野文子 ちくま文庫
コミックを文庫本にしたもの、字も同比率で縮小されている。るきさんと、朝日新聞連載「ののちゃん」(山田クンの改名)の担任の先生と、ちょっと似ているかも。付かず離れずの関係って、付くか、離れるか、を選ぶという結論にならないのかなぁ。。。


で、この後また「精霊の王」に戻る。胞衣(えな)と胎児から、座敷童に進み、幾分読みやすくなる。蹴鞠の精も芸能の精も、イントロがたいへんにゃわ。秦河勝が語るとどうなるでしょう、江原さんにお願いしてみたい。
金春禅竹直筆の、翁とは何か、というような論が奈良の金春家から出現。禅に帰依した人物の禅以前の部分と、禅以前の仏教によるお能のストーリーと、芸能者の社会的地位に対する意識と、舞台に見えるお能とは何なのか、複雑(にしているのかも?)。
サーカスのようなパフォーマンスがなぜ神事なのかというと、天にも地にも属さない中空の特別な領域=精霊の宿る場所、に滞在できる特別の手段が、空中ブランコ、綱渡り、竹馬(高足)、ボール、などであったから。芸能も特別な領域であったらしい。
柳田国男とは、すごい方だったのですね。後世が塗りこめた原始の発掘。でも、本当の原始とはどこなのか。どこかで誰かが意識した結果の人為以前はあるのだろうか。